栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

幼いうちからの外国語教育は良いのか悪いのか?

昨日の続き。では、幼いうちから外国語を教えるのはどうなんでしょうか?話の流れ的には日本語の習得が大切なのだから、外国語などやってる場合かという話になりそうですが、そう単純な話でもなさそうです。日本語の語彙や表現の乏しい子に、特別幼い頃から英語を習わされてた子が多いということもないです(統計的に証明出来るほどの数を見てきたわけでもありませんが)。帰国子女でバイリンガルで、表現力豊かに話が出来る子もいるでしょう。

 

ネットで調べようとすると、英会話学校とか教材とかの宣伝絡みが多くて、公平に検討された情報を得るのはかなり難しいですね。私の予想では、おそらく幼いうち(ろくに日本語も話せない時期)から外国語を教えるのは、そんなに害は無いとは思ってます。人間の脳は母国語習得中にその程度で混乱するほどバカじゃないんじゃないかと。

 

でも、そんなに効果も無いんじゃないかとも思います。自分の同級生を見てると、中学、高校時代にそれほど英語が出来てたわけでもないけど、今では世界を飛び回る仕事をしてる人もたくさんいます。多分、本人のやる気が芽生えれば中学高校からでも全く遅くないんだろうなと思います。

 

私はというと、日本語以外全くダメでーす。説得力なーし。