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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

治療方針は自分で決めたいですか?決めてもらいたいですか?

こんばんは。

本年4月に滋賀県栗東市に開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

本日朝、スタッフ募集の折込広告が新聞に入りました。栗東近辺の方には届いたと思います。ご質問などあればチラシの問い合わせ先でも、ホームページの問い合わせフォームでも良いので、お気軽にお問合せ下さい。

栗東よしおか小児科 - 栗東よしおか小児科のホームページ

 

今日は事務作業のため病院に行ってたのですが、自分の外来で診ている患者さんが、救急外来の医師と少しトラブルになってたことにカルテを見ていて気が付きました。治療方針に関してその医師は、ある治療をすること、しないことのそれぞれのメリット、デメリットを説明して、どうするか患者さんに決めるように言ったようです。それに対して患者さん側は、方針を患者(正確には保護者ですね)に決めさせるというのは無責任ではないかとクレームを出したというのです。あんまり具体的に書けないのでわかりにくかったらごめんなさい。

 

治療を医者に言われるがままではなく患者が主体的に選択していく、というのは今のトレンドです。ガンにしたって手術するか、放射線か、抗がん剤か、そもそも治療をしないっていう選択も患者自身がする。医者はそのための情報提供をする(これがインフォームドコンセント)。これはやり方によっては、しばしば選択決定した責任を患者側に押し付けてるようにとられることがあり注意が必要です。あくまで医者と患者さんとで一緒に考えましょうというスタンスであることを理解してもらわないといけません。

 

私の意見としては、まだまだ患者さんは自分たちで決定するのは難しいことが多いと思います。いきなり難しい話を一方的にされて、どっちにしますか?って言われても困るみたいな。もちろん、100%すべて自分に決めさせて欲しいという患者さんもおられると思います。私の外来では同じようにメリット、デメリットをお話ししますが、同時に私のお勧めを話します。このやり方が誘導的になるという批判意見もあります(特に遺伝カウンセリングにおいては厳禁です)。でも、私は目の前の医者に任せますってのも、提示する選択肢としてあっても良いんじゃないか、その選択もれっきとした患者さんの自己決定ではないかと思うわけです。

 

みなさんはどう思われるでしょう?治療方針を自分で決めたいですか?それとも医者に決めてもらった方が良いですか?