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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

第8回ワクチン勉強会(ロタ編)

 こんばんは。

4月16日に滋賀県栗東市で開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

デビューワクチン3兄弟で昨日まとめましたが、一人忘れられてました。それはロタウイルスワクチン。だって飲み物なんだもの。だって超高級ワクチンなんだもの。そんなの関係ねえですね。

 

2種類あってロタリックス、ロタテックとそれぞれ2回、3回(4週間隔)で飲みます。いずれも総額3万円くらい。どっちでも良いと思います。副反応の可能性を少しでも考慮して、少ない回数が良いと思われならロタリックスですかね。生後6週(1か月半)から打てますが、はりきって6週で打つと、生ワクチンだから次に他のワクチン接種するまで4週(2か月半)あけなくてはならなくなります。それで、他の肺炎球菌やヒブワクチンが遅れてはいけません。ということで、2か月時に他のデビューワクチンと同時接種が勧められます。

 

さらにややこしいことに、いずれも1回目は14週6日までに済ませて、ロタリックスは24週(5か月半くらい)までに、ロタテックは32週(7か月半くらい)までに全部終わらせないといけないのです。でないと、腸重積の発生率が少し上がるのだそうです。つまり、同時接種で進めないとこのワクチンを接種するのは現実的には不可能です。

 

じゃあ、もういいわ。高いし。とか言わないでください。毎年大なり小なり流行りますよ。ロタ腸炎、結構重症化しますし。そうでなくても、子どもは容赦なく、あなたが仕事に疲れて休んでいる夜中でも、ずっと前から計画している旅行の日の朝でも、関係なく(時に狙ったかのように)発症しますよ。入院になったら仕事休んで付添しないといけないですよ。そしてロタ脳炎はわりと有名な合併症です。

 

ややこしそうなワクチンですが、肺炎球菌、ヒブなどと一緒に受け続ければ大丈夫ですのでね。