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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

第9回ワクチン勉強会(BCG編)

こんばんは。

滋賀県栗東市に今月16日開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

忙しいのをいいことに、完全にストップしてたワクチン勉強会。ちょっとだけでも進めます。で、四種混合行こうと思ったけどすぐあきらめました。だって四つもあるんだもの。それはまた元気なときに。今夜はBCG。

 

BCGは結核のワクチンです。昔はツベルクリン反応をして陰性なら打ってました。今は全員に打ってます。ツ反の注射は皮内注射といって皮膚の薄皮一枚のところを刺すので結構痛い注射ですんで無くなって良かったですね。で、結核って名前だけなら知らない人いないですよね、ちょっと前に流行ったドラマでは、沖田総司とか正岡子規とかが咳込んで血を吐いてたやつね。その時代は死因の第一位でした。今でいうガンみたいなものでしょうか。

 

で、この結核というのは、結核菌に感染したからといって必ず病気として発病するわけではありません。8割以上の人は感染しても何もなく終わりますが、1歳未満に関していうと、それが格段に発病率が上がり50%にもなります。加えて、重症肺炎や髄膜炎になりやすいと来ています。

 

BCGはその1歳未満の発病と重症化を予防するためにあります。大人になっての発病を防ぐためではありません。実際BCGの効果は10-15年くらいらしいですから。そういう意味では少しでも早く打った方が良いのですが、他のもっと頻度が多い感染症のワクチンがあってつい後回しにされやすいですね。とりあえずは1歳未満なら公費で打てますが、なるべく早く打ちましょう。四種混合が終わって月齢6ヶ月くらいかな。