栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

喘息の話

こんばんは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」です。

 

気温は暑かったり寒かったり、天気は急に悪くなるし、喘息には嫌な季節ですね。今日も何人か発作が悪くなって来られました。で、今日は喘息の話を少し。

 

気管支喘息は慢性疾患です。誰のせいでもなく体質で起こります。慢性疾患は予防が大切です。喘息の予防は薬を続けることです。ガイドライン上は、薬物治療を一段階下げるのには、3か月以上喘息発作を抑えられてないといけません。

 

誤解してはいけない件ですが、何度も発作を繰り返しているうちに肺が強くなるってことはありません。反対です、治りにくくなっていきます。

 

ということで、

☆指示通り薬を続けること(症状があっても無くても続けるものもある)

☆症状が続いてるのに薬を止めたりしないこと

☆薬を続けてるのに発作症状続くときは、薬を追加か変更してもらうこと

が、大切です。何の薬が良いかという以前の話です。

 

喘息の方々は、頑張ってこの項目を実行して、この季節を乗り越えましょう。