栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

治らない湿疹にはたっぷり薬を使い、良くなってもすぐに止めないこと

こんばんは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

おかげさまで、声は出るようになってきましたが、咳が少し残っていて、これが夜になると増えてきて難渋しているところです。

 

アトピーなど治りにくい湿疹を主訴に来院いただき、定期受診に入ってもらって治療している患者さんたちで効果が出てきてる方に関して。薬(内服含めて)や保湿剤の種類や剤形を変えたり、塗り方指導したりしてますが、結局一番効果のあったのは、「塗る量を増やしたこと!良くなってもすぐに止めないこと!」もうこれに尽きる。フィンガーチップユニット(or それ以上)を徹底して、状態に関係なく次の受診まで毎日続ける。多分、全員そうだと思う。まあ、当たり前といえば当たり前かもしれませんが。

 

次は「弱い薬に落とすor薬の回数を減らす」段階に入るわけなので、保湿剤をいかにしっかり使ってくれるかが重要になってきそうです。

 

ところで、湿疹が消えてもすぐに薬を止めずに隔日で続けて、さらに週2回とかで続けて止めていくっていうやり方が、最近では「プロアクティブ療法」って新しい治療みたいに言われてますね。そんなの10年以上前からやってたし、書いてる本もあったけどなぁ。