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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

本当にマイコプラズマなのか?

こんにちは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

今日は日曜。昨日深夜にも書きましたが、また書きます。平日は力尽きるので休日に書けるときは書こうと思って。

 

ここ一ヵ月前くらいからうちの近辺ではマイコプラズマ気管支炎(肺炎)が流行しました。隣町の小学校ではそれで学級閉鎖も出たそうです。で、たまたまうちでマイコプラズマと診断した(喉をこすってする外来迅速検査で)お子さんが、ちょっと訳あって、ある大きな病院で血液検査をしてその際にマイコプラズマ抗体の検査をされたところ、陰性だったんだそうです。検査の信頼性という点では圧倒的に、咽頭迅速<<血液抗体なので、マイコプラズマという診断が間違いである可能性が高いです。

 

で、確かにちょっと気になってたんです。今年のマイコプラズマと診断したときの迅速検査の陽性線が薄いことが多い(迅速検査はキットに出てくる線が出るか出ないかを目視で判定して診断します)。あと、全体にマイコプラズマのわりに発熱が微熱のみだったり、期間が短い。本当にマイコなのか?と。でも、聞くと在籍クラスでマイコプラズマが流行ってたり、マクロライドやミノサイクリンといったマイコによく反応する抗生剤ですぐに解熱したり咳が落ち着いたりします(ウイルス性のいわゆるカゼによる熱や咳にはこれらの抗生剤は効かない)。

 

もう、そもそもが流行してると思われたマイコプラズマの子たちは、みんな違ってるんじゃないかと疑っています。よそで診断された方の迅速検査の出方がどうだったか知りたいですね。まあ、正体がマイコでなくても、それに良く似た、迅速検査で弱い陽性を示す病原体であることがわかり、それが、マイコに使う薬が良く効くのであれば、とりあえずは良かったのかもしれませんが。

 

結局、何が言いたいかというと、検査というものがそもそも不確実なものだということです。これはアレルギー検査もしかりです。