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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

水痘・おたふく患者に接触後は、緊急ワクチン接種で発症を予防または軽症化できます

こんばんは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

断続的に水痘、おたふくかぜは見かけますが、最近ちょっと増えてきたようです。両方のウイルスともに潜伏期は2-3週間、水痘とかけっこうきっかり14日後に発症してるのをよく見ます。特に水痘ウイルスは、はしかとか結核とかもそうなんですけど、空気感染します。これはインフルエンザとか溶連菌とかマイコプラズマとかが飛沫感染といって咳などでウイルスをまき散らしても2m程度で落下するんですが、空気感染するウイルスはふわふわと空気中を漂い続けます。だから、感染力が一段と強いわけです。

 

で、例えば今頃、水痘やおたふくのウイルスと接触したら、2-3週後には始まってる楽しい夏休みが、全部とは言いませんが何割かは台無しになる可能性があるわけです。家族旅行はもちろんキャンセルになるでしょうし。そこでお勧めなのは、ワクチン未接種または1回しか受けてない方で、感染者と接触したとわかったら、なるべく早くワクチンを打つことです。

 

手元の資料では、水痘なら接触後3日以内の接種なら90%以上、5日以内なら70%以上で発症を阻止できる。おたふくかぜは接触後2日以内の接種したら80%程度が発症しなかったということです(追記:ご指摘あり補足訂正いたします。おたふくかぜにおいては最近の他のいくつかの報告では発症率に有意差はなく、軽症化にのみいくらか差があったとされているのみです。ですので、発症予防(全く発症させない)という点では効果は無いというのが現在のコンセンサスとなっています。誤解を招く表現でした、お詫びして訂正いたします)。それ以後の接種になっても重症化は防げたとあります。

 

当院では両ワクチンともに数本以上は予備を常備してますので、当日または翌日(平日夜診は接種出来ません)の接種希望でも対応できることがあります。接触がわかって少しでも発症を予防したい方は、お問合せ下さい。