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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

嘔吐後に飲みたがる子には五苓散を

こんばんは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

なかなかブログが書けません。開業して間もない頃の暇な時期に比べたら、忙しいのは良いことなのですが。今、22時ですがまだ帰れずクリニックにいます。おなかすいた。

 

先週くらいから胃腸炎が近隣で流行ってきているようです。がっつり嘔吐先行型のものはそれほど多くなく、ほどなく下痢も始まってひどくならない方が多いようで、まだ助かってますが。そう、胃腸炎は下痢が早く始まるほど治りが良いです。嘔吐ばっかりで便が出ないのが一番やっかい。

 

で、しばしば見られるのが、嘔吐後に飲みたがる子がいますよね。それで、好きなだけ飲ませると吐いて、また飲んで吐いてを繰り返して脱水になっていく子。これを口渇を伴う嘔吐と言って、五苓散(ゴレイサン)という漢方薬が良く効きます。多分ナウゼリンより効きます。内服しても良いですが、嘔吐してるところに独特な臭い(シナモンのにおいです)と味で飲めない子もいるので、当院では五苓散を坐薬にしたものを保護者の同意を得た上で使用しています。五苓散坐薬は処方出来ないので院内で入れて、帰宅後に嘔吐が続くならナウゼリン坐薬を使えるように処方しています。

 

口渇を伴う嘔吐の子は、これがすぱっと効くこともあれば、入れた後に1回だけ嘔吐してスッキリして嘔吐が止まることも多いようです。嘔吐後もぐったりで飲もうとしない子にはあまり効かないので、嘔吐しててもまだ欲しがる段階で早めに五苓散を使用されると良いと思います。もちろん当院を受診されれば坐薬を入れますけど、ドラッグストアでも五苓散は売ってるので、とりあえずそれを内服されても良いと思います。