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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

化血研ワクチンに関して

こんにちは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

化血研問題に関してです。もう本当にはらわたが煮えくり返る思いで、心情的には二度と化血研の製品は買わないでやろうという気分でおります。ですから、12月に入り別会社から四種混合ワクチンの新製品が出たら、全部そっちに変えようくらいに思っていたのです。しかし、実際にはその新製品も品薄状態で、出荷再開されたはずの化血研の四種混合ワクチンまで十分に流通せず、四種混合ワクチン全体がいまだに卸からは出荷制限がかかっています。

 

当院では四種混合とB型肝炎ワクチンで化血研の製品を使っています。それほど多くはありませんが化血研のワクチンを不安に思われる方もいて問い合わせがあります。それも当然のことと思います。

 

しかし、ことワクチンに関する品質については他の医薬品と違い「国家検定」というチェックが入っています。通常の医薬品は製薬会社がその品質を確認して出回るのですが、ワクチンはさらに国の品質確認が入ります。そこではワクチンの力価(効果)、各種添加物の分量をロットごとに検査され、それに合格したものだけが我々の手元に入るのです。ですから、化血研製品であって製造工程の届出に問題があったとしても、ワクチン自体の安全性については問題ないと考えています。それでもどうしても化血研ワクチンを避けたい方はご相談ください(在庫状況によりご希望に添えるかわかりませんが)。

 

百日咳(四種混合の一つ)にしてもB型肝炎にしても、死ぬ病気です。近隣病院の小児科の先生と話していたら今年だけでも数例は百日咳を経験してるとのことでした、B型肝炎キャリアの方は100人に1人以上はいると言われています(自身が気付いてないのも含めて)。決して少ない感染症ではありません。接種をひかえることによる感染と流行は何としても避けなければいけません。