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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

うちの子に漢方なぞ飲めるわけがないと決めつけない方がいい

こんばんは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

今朝は息子(小4)がマンションのエレベーターに1時間近く閉じ込められるという事件から始まりました。大人夫婦+小学生3人の5人で過ごしたそう。集合時間遅刻ギリギリに出て行ったのが幸か不幸か、朝の登校時間のすし詰め状態でなくて良かったです。救出された後の本人は意外とけろっとしてました。それにしてもシン〇ラーエレベーター、恐ろしや。

 

今夜はその話とは全く関係ない、久しぶりの漢方の話です。インフルエンザが流行してますが、それで熱が出てすぐに受診される方も多いです。家族が診断されてたりするとそれだけで症状と診察所見に矛盾が無ければ検査せずにインフルエンザと診断して治療開始します。でも、学校で流行っているというだけでは検査なしでは診断しにくいです。患者さんも検査を希望して受診されてますが、発熱後数時間の検査では偽陰性(本当はインフルエンザでも検査で否定されること)が出てしまうことがしばしばあります。たいてい、もう半日様子を見て熱が続くなら検査することを勧めます、まあまあ痛い検査ですからね(それでも強く検査を希望されるときにはしてますが)。

 

そんなとき、麻黄湯(マオウトウ)を飲めそうな方には処方しています。麻黄湯は有名な漢方のカゼ薬ですが、インフルエンザに対してもタミフルに劣らない効果があるとも言われています。インフル検査する間もなく一晩で治せるかもしれない薬です。カロナールロキソニンなんか飲んでても一瞬楽になるだけで、それでインフルエンザが良くなる可能性はゼロですからね。タミフルが使いにくい乳児にも使えますし重宝します。

 

でも漢方を勧めても、あっさり飲めるわけないから要りませんと断られることも多いです。あまり無理強い出来ないし、それ以上は勧めてませんが、意外と乳幼児も飲んでくれるんですよ。ウソかホントか知りませんが、漢方薬はそれを体が欲している状態なら美味しく飲めるらしいです。何にしても飲めないと決めつけてしまうのはもったいない。

 

なお、合わない体質の子もいるので自己判断で市販されてる麻黄湯を飲ませるのは止めてくださいね、必ず医者に相談してからにしましょう。