読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

小児科のかかりつけ医というもの

診療方針

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

今度の診療報酬改正で小児科では新たに「小児かかりつけ診療料」というのが新設されます。3歳未満の患者さんの診療報酬に上乗せされるものです。いろいろ条件がありまして、前提として日頃から初期小児救急、予防接種、園の嘱託医、地域の定期健診に協力していること。そして医院側はかかりつけ医として、主の病気だけではなく、その子の発達とか予防接種などの相談まで対応することや、時間外の電話相談も受けることをしないといけません。また、一人の患者さんに対してこの診療料をとれるのは一つの小児科医院のみで、患者さんに説明して同意書までいただかないといけないのです。患者さん側のメリットとしては、病気以外の相談を遠慮なく何でも出来ることや、時間外にも相談できる連絡先をゲット出来ることでしょうか。3歳未満が対象なので、丸福などでほとんどの方の自己負担は変わりません。

 

国としては一人の患者さんがあちこちの医療機関を受診すると、無駄に重複した検査がされたり、治療も効率的でないことが起きて医療費もかさむので、なるべくかかりつけ医(大病院ではない)を持ってもらいたいという意図があって、かかりつけ医を報酬面でも優遇しようという考えのようです。

 

私も国の考え方には概ね賛成ですが、かかりつけに固執せずに病院を変えた方が良いこともありますよね。人間的な相性は大前提として、医者にも分野により得意、不得意があります。アトピーの治療は上手くても発達相談は苦手とかね。予防接種に積極的でない小児科医も世の中にはいるようですし。

 

患者さん側からは、①バランス良く色んな病気が診れて、②苦手分野は他院を上手く紹介してくれる、③病気とまでいえないような成長発達の悩み相談や、④予防接種の進め方の相談など、気軽に出来るかかりつけ医を見つけるのが良いのではと思います。おっ、これはまさに私が目指してる小児科医そのものということに気が付きました!(笑)

 

この「小児かかりつけ診療料」ですが、前提条件はクリアしてたので一応算定出来るように届け出しましたが、実際に同意書までいただいて算定するかは、現在悩み中です。それはそれとして、今後も地域の良きかかりつけ医(医院)を目指して頑張って行きたいと思っております。