栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

B型肝炎ワクチンの3回目をお忘れなく!

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

ハンドパワーで一発で母子手帳の予防接種ページ(または成長曲線ページ)を開けるようになる訓練も兼ねて、先日の1歳半検診では素早く予防接種歴を確認するようにしていたんですが、30人そこそこのうち2人ほどB型肝炎3回目(1回目から20~24週後)の接種もれの方がおられました。2回の接種では50%くらいしか免疫が付かないんだそうです。本来の3回目の接種期間から1年近く過ぎてしまっていて、遅れて接種した場合はどうなるかまでわかりませんが接種しないよりは良いと思うし、せっかく2回分自費で接種したのだから急いで接種するように勧めました。

 

当院では2か月のワクチンデビューの時からB型肝炎を開始した方は、6~7か月くらいが3回目になるので、5か月の(BCG+四種混合3回目)接種時にB肝3回目を予約してしまえるのですが(当院は2か月前から予約出来るので)、遅れて接種を開始された方は3回目接種をご自身で思い出して接種いただかないといけません。というわけで、当院でB型肝炎接種を開始した方は別に記録を残していて、3回目接種を忘れていそうな方には電話連絡を差し上げていますが、しばしば連絡がとれない方もおられます。

 

よほど冷たいクリニックでもない限りはB肝3回目も含めて今後のワクチン接種時期は、母子手帳に鉛筆書きしてくれていると思うので、時々は母子手帳を確認するようにしましょう。

 

ちなみに前述の1年近く接種が遅れていた方たち、ちゃんとその間の1歳になって接種するMRや水痘ワクチンはされているんですよ。接種する医療機関もそのときに別のワクチンも確認してあげろよなって思いましたよ。