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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

記録するだけで良くなります

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

発熱、便秘、夜尿などの治療で、当院では必ず記録表をお渡ししています。すべての病気で言えることですが症状の経過を正確に把握することは、診断治療では非常に重要です。

 

「全然熱が下がらないんです!」と言って受診される患者さんでも、よくよく経過を確認すると初めは39℃台が一日中続いているのが、徐々に朝は解熱して夜だけ上がるようになっていたり、熱のピークが39℃台後半から39℃前半、38℃台と連日徐々に下がるようになっていることもあります。患者さん自身がその経過に気付いてないこともあり、とにかく熱(37.5℃以上)が続いてることに対して心配していることもしばしばです。

 

発熱時は熱の経過表(熱型表といいます)を書く習慣にして、朝昼夕眠前など定期的に体温測定をするようにすれば、それだけで同じ熱が続いていても危険な状態なのか様子を見ていてよいのかが分かります。

 

便秘の記録表は排便した日時、量、硬さ、痛みや出血の有無、内服状況などを書き込むようになっています。便秘治療中で毎日出ていると思っていたけど、急に硬くなって出なくなったというときに、よくよく排便の記録表を見ると、少し前から内服を忘れがちで、便も少しずつ硬めになってきていたとわかることがあります。それなら、また薬を増やすなどせずに、現在の服薬をしっかり忘れずにしてもらうだけで良いということになります。

 

記録をするというだけで、状態をしっかり観察しようとするし、服薬も忘れにくくなり、我々の診断治療も確実で効果的に出来ます。面倒くさいかもしれませんが、早く良くするためにも頑張りましょう。