栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

卒業式や入学式が無くなったって、時間がたてばたいしたことではありません

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

結局またコロナの話に戻ります。感染拡大を少しでも減らすために、様々な人が集まる活動に自粛が求められていますね。卒業式や入学式や海外旅行とか。人生での大きなイベント、長いこと楽しみにしていたこと、多額のキャンセル料がかかるものなども。

 

こういう状況って、今回のコロナに限らず診療をやってるとしばしばあります。卒業式の前にインフルエンザになったり、海外旅行の前にてんかん発作を起こしたり。どんなに悔しくても、大金が無駄になっても、長い期間準備していたことだとしても中止しないといけないことがあります。後から振り返れば、別に中止しなくても良かったものになるかもしれないけど、もし強行してたら自分自身や周囲に多大な損害があったかもしれません。

 

中止したときは、とても悔しくて残念かもしれないけど、時間がたてばほろ苦い思い出の一つになっていくのだし、無駄になったお金はそのうち貯まってくるものです。でも命を失ったら決して戻ってこないし、他人を傷つけるなどで失われた社会的信用は簡単には取り戻せません。

 

「あ~、あの時はコロナで卒業式も入学式も無くなったんだよな、やりたかったな~」ってそれだけです。たいしたことないです。卒業した事実も入学した事実も変わりはないし、一緒に祝うはずだった先生も同級生も両親もが変わらず健康でいれたらそれで十分ではないでしょうか。

 

ちなみに私は小中高大すべての入学式卒業式、ほとんど記憶に無いんですがおかしいですかね?