栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

オンライン診療(電話診療)は気軽に上手に活用していきましょう!

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

オンライン診療、だいぶ慣れてきました!→私が(笑)

 

別に今の新型コロナ流行期に限ったことではなく、以前から「○○の症状なんですけど、受診した方が良いですか?」という問い合わせは多くあって、それに看護師が聞いて助言をしたり、受診を促すなんてことはしてました。今であれば、そういった問い合わせはそのままオンライン診療(電話だけでも可なので)に切り替えて、処方も出来てしまいます。薬は急がなければ当院の門前薬局から郵送も出来ますし、その日のうちに必要ならご希望の薬局へ処方せんをFAX出来ますので、その薬局で受け取ることが出来ます。

 

上記のような、急な症状に関するオンライン受診(ほとんどが初診になるような)は、実はこの新型コロナ流行期に限ってつい最近から認められたものなので、流行が収まれば定期受診の処方のみに戻さないといけないかもしれません。

 

実際、直接の対面診察が必要なケースもしばしばあり、来院をお願いすることがあります。例えば多いのが咳鼻が長期間続いているといったケース。もちろんコロナの可能性はありますが、それはちょっと置いといて。咳鼻が続いてるだけで比較的元気だと、ご家族は風邪薬だけもらえれば良いかと思われてオンライン受診を希望されます。でも、我々としては風邪ではなく喘息で咳が長びいてるのかもと疑います、そうなると聴診器をあてて肺音を聞かないことにはわかりません。鼻水が続いてるなら、蓄膿や中耳炎になっているかもしれません、これも耳鏡で鼓膜をのぞかないとわかりません。喘息にしても中耳炎にしても通常の風邪薬では治らず、悪化していくかもしれません。

 

そういった対面診療が必要な状況に注意しつつも、上手にオンライン診療を活用していきましょう。ビデオ通話は当院ではLINEやfacetimeを利用しますが、それにちょっと恥ずかしくて抵抗がある方は電話だけでも可能ですので気軽にご利用ください。