栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

痛くない注射を考える

こんばんは。

平成27年4月に滋賀県栗東市に開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

先日、長男がインフルエンザの注射に行ってきました。うちの子、もう恥ずかしいくらいに注射が苦手で1回目は大騒ぎで打っていただいたのですが、今回2回目はちょっとは心の準備をしてたせいか落ち着いて出来たようです。

 

その夜、本人は針を深く刺されたから痛かったと、のたまってました。実はそれは違います。ワクチンは皮膚の浅いところに入れるとむしろ痛いです。深いところでワクチン液が余裕をもって入るスペースがある方が痛くありません。

 

何百回、何千回と人に刺してますし、たまに刺されたりして研究してますが、点滴も採血もワクチンも、痛いのは最初の皮膚表面を切るときなので、新しい針で、ジワっと刺さずに思い切って一息で刺します。針先が入ってしまえば、そこからの痛みはそれほどではありません。そしてワクチンなら液が入る時、採血なら血を引くときと針を抜く時が痛いようです。

 

あと、ワクチン液は体温近くに温めた方が良いのは当然として、刺す部位を冷やしとくと良いって話もあり、これはいつか自分で試してみるつもりです。

 

開院までにいろいろ実験して、栗東よしおか小児科の注射は痛くないって言われるようにしたいと思ってます。