栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

脇目も振らずに言われたことをトコトンやってみては

こんばんは。
平成27年春に滋賀県栗東市で開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

私、高校まで化学が本当に苦手で、中間試験か何かで26点とかいうレベルでした。それが予備校ですごく授業のわかりやすい化学の先生に出会ったのです。今でも実はそうなのですが、私は授業や講義を聞いてもあまり頭に入らず、自分で参考書読んで勉強する派だったのですが、その先生については聞いてる方が理解できると気付いて、他の参考書や問題集には手を出さず、授業の復習とその先生が薦める課題だけをやってました。内容も高度だったのでしょうか、理解出来ないところもそれなりにあったのですが、気が付けば化学だけ成績上位で時々貼り出されるくらい得意科目になってました。

 

で、今日は何を言いたいかっていうとですね、いろいろ自分で考えたり、他のやり方に手を出さずに、ひたすら言われた事をやる方が(完璧に出来なくても)上手くいくことも多いんじゃないかと思うのです。

 

よく休日診療所や外勤先で診てると、アトピーとか喘息とかのコントロールの悪い子のお母さんが、「かかりつけ行って薬もらってるけど、ちっとも良くならない」って言われることがあります。でも、そういう患者さんって多くが皮フはカッサカサだったり、定期薬が途切れがちになってたりしてて。おそらく保湿のこととか、定期薬の必要性とか言われてると思うのですが。これ医者側の説明不足の問題ではあるのですが、患者さんもとことん、かかりつけ医に相談して、言われた事だけをひたすら実行すれば(多少、不完全でも)、かなりが良くなるんではないかと思うのです。

 

例えば湿疹なら1-2ヶ月、喘息なら半年くらいは、ダマされたと思って言われるがままに頑張ってみてはいかがでしょうか。それでもダメなら転院するのが良いかと思います。