栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

子宮頸がんワクチンは半年かけて3回接種なので、高1女子はそろそろ急がないと3回目が自費になってしまいますよ

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

子宮頸がんワクチン、ボチボチと接種を続けています。女の子は絶対に接種した方が良いです。相手は20~30歳台という女性にとって最も重要かつ幸せかもしれない時間に発症する残酷なガンです。

 

このワクチンですが、定期接種の対象は高1年生の年度末までです。注意が必要なのは6ヵ月かけて3回接種なので、どんなに遅くても9月までに1回目を接種しないと、それ以後から始めると3回目は1.5万円ほど自腹を切って接種しないといけなくなります。風邪をひくなどで発熱していたら接種できないので、あまりギリギリでの接種を始めるのもお勧めしません。

 

子宮頸がんワクチンを接種するか迷ってるうちに娘が高1になってしまったというご両親、そろそろ決断しないといけません。自費接種になってしまうからだけではなく、接種の前に性感染してしまっては意味がなくなるからです。娘さんの将来のために考えて欲しいと思います。