こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。
今年は暖冬ですね、雪も全く降る気配もありません。とはいえ、冬は冬なんで夜は寒いし、暖房つけると空気も乾燥します。やはりこの時期は人のお肌も乾燥しがちですね。
空気の乾燥も原因の一つでしょうが、子どもの場合はお風呂の温度や長さも一因になっているようです。カゼひかないようにと40℃以上の熱いお湯に長く入れて体を温めようとすると、うすい赤ちゃんの皮膚には刺激が強すぎてバリア機能にダメージを与えてしまうし、保湿に必要な脂分も剥がれ落ちてしまいます。お風呂はなるべくぬるめ、短めにしましょう、赤ちゃんは湯冷めしませんから。
乾燥肌は乳児湿疹を悪化させる大きな要因です、湿疹自体はステロイドで治しても乾燥肌のままだとすぐに再発してしまいます。一度乾燥肌になってしまうと保湿剤を塗っても塗ってもすぐに乾燥してしまいます。そうなったらしょうがないので何度も何度も保湿剤を塗るしかありません。当院ではワセリンパック(下のリンク参照)なるものを勧めたりもしますが、日中はやっぱり保湿剤を使わないといけません。それでも根気よくやってればそのうち乾燥しにくい皮膚になっていくので頑張りましょう。