こんばんは。滋賀県栗東市の栗東よしおか小児科院長の吉岡誠一郎です。
コロナとワクチン以外の話もたまには。新型コロナ感染者数は減少傾向で、東京オリンピック・パラリンピックも閉幕し、最近のニュースやワイドショーは自民党総裁選のことばっかりやってますね。こっちの派閥がどうだとか、党員票がどうだとか。我々の国のトップを決めるのに、我々国民は蚊帳の外ですね。
菅さんの国民へ向けた演説はちょっとかわいそうなくらい頼りないものでした。これがもし欧米のメルケルさんやジョンソンさんのような人で、国民に行動制限を呼びかけることが出来ていれば、流行がもう少し抑えられて犠牲者も少なかったかもしれません。でも私は今の政府が凄いと思ったのは、ほとんどの国民が開催を反対していたオリンピックを強行したことでした。開催自体があり得ないくらいだったのが、いつの間にか観客を入れるかどうかという話になっていき、何とか無観客だったけれども最後までやり切りましたね。そして直接的にコロナの感染者を増やさなかったかもしれませんが、国民の関心を感染拡大から目を逸らせてしまい、大都市の医療崩壊につながりました。
怖いことです。こうやってどれだけの国民が反対しても、この国は一部の人により憲法も変えられて、戦争も始まって行くのかもしれないと思いました。中国や北朝鮮、香港の国家権力の横暴をニュースで見ても、別の世界と思っていましたが、日本もそう変わらないのかもしれないです。