栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

複数の医師で診ていくシステム

こんばんわ。平成27年春に滋賀県栗東市に開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

最近の外来日は連日患者さんに、年度末退職を告げ、4月以降に新医院で私が引き続き診させていただくか、他の医師に引き継ぐかを決めてもらうように説明しています。患者さんによっては、毎月の人工呼吸器管理や経管栄養管理などが必要であったり、状況によりに入院での検査や保険適応外検査(費用が病院持ち出しになる)が必要になりそうな患者さんもいて、そういう方々へは新医院で私が継続することは出来ないと伝えています。そんな患者さんの中にも私での継続を希望してくださる方もいて、ありがたくも申し訳なく思っています。

 

何度かそうやって断ってるうちに、別に複数の医師が診ても良いんではないかと思い始めました。つまり大学病院などで他の医師に引き継ぎつつ、時々私も新医院で診させていただく。多くの目で診ていくことで、良いアイデアが出てきたり、状態悪化の見落としも防げますし。問題は患者側の通院の手間が増えることと、複数の医師によって言うことが違って混乱させえること。前者に関しては患者さんにとって無理の無い範囲で通院いただくことで、後者は医師同士がよくよく意思疎通をしておくことで対応できると思います。幸い、大学病院辞めたてホヤホヤのここ数年は、引き継いでもらう医師はみな、よーく知ってる間ですし、同じ患者さんを診ていて何を言いそうで何を考えそうかも、お互いよくわかります。

 

将来的には在宅医療もする予定ですんで、その足がかりとしても、以上のような複数主治医システムを検討していこうかと思っています。