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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

子どもを持つということの覚悟について

医療以外

こんばんは。

平成27年春に滋賀県栗東市で開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

何年か前の年末の夜に受診に来た女の子。朝から発熱で、昼間に開業医さんを受診してインフルエンザと診断されて薬も出てる。何をお困りで来られたのかお聞きすると、明日から海外旅行の予定なのだが昼受診した開業医には中止するように言われたそうで、それに納得いかずに受診したと。ずっと家族で楽しみにしてた海外旅行で、中止するにも相当なキャンセル料が発生する。だから、私に許可して欲しいと。

 

まだ熱も下がってない段階で、他の先生もダメだと言ってるのに私が良いよと言えるわけがないでしょう。お気持ちは重々わかりますけども。私も中止にすることを勧めました。

 

子どもを持つということは、何年も前から計画してた海外旅行を前日にキャンセルしないといけないことがあるということ。もっと言うと、生まれた子が何らかの障害があったり慢性の病気になったら、子どもを持つ前に想い描いていた自分(親)の将来像はガラリと変えざる得ないこともあるということ。

 

今、少子化だから、誰もおおっぴらには言わないのですが、本来子どもを持つということは、全ての親になる人にそういう覚悟が必要なんだと思います。その上で、どんな子が生まれて、どんな望まない状況があろうとも、それ以上に子どもの存在から得られるものが大きいことを伝えていかないといけないと思います。