こんばんは。
平成27年春に滋賀県栗東市に開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。
昨日は近所の小児科医院で外来バイトでした。インフルエンザも溶連菌の方もおられましたが、RSウイルス気管支炎もちらほらと。幸い、昨日の段階では改善途中の赤ちゃんばかりで助かりました。いずれの方も、2, 3日前から毎日2回ずつ吸入に通って何とか良くなってきた途中でした。
RSウイルスは1歳以上の子どもがかかる分には風邪くらいで終わることも多いですが、生まれて間もない赤ちゃん(3ヶ月未満)がかかって肺炎になると、呼吸が出来なくなって死んじゃうこともある恐いウイルスです。主に肺炎ですが、脳炎もあります。
この時期にデパートとかで赤ちゃん連れた家族連れを見かけると、お父さんをお使いに行かせて、お母さんは赤ちゃんと留守番してた方が良いのにと本当に思います。赤ちゃんはお母さんから抗体をもらってるので風邪をひかないなんて話もありますが、まあウソだと思っていて欲しいです(一部のウイルス感染においては本当なのですが)。赤ちゃんはRSウイルスにも髄膜炎を起こす細菌にも弱々です。特に年末年始は人が動くので感染も拡がります、気を付けましょう。