栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

水痘ワクチンは2回接種しないと不十分です、家族が発症したら急いで接種しちゃいましょう

あけましておめでとうございます。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

今日1/4から当院は診療開始しました。他の医院は今日まで休みのところが多いからか、新患の方が多かったですね。私自身は仕事初めではなく、昨日の休日診療所での外来が今年最初の勤務でした。

 

年末に当院でもインフルエンザが出ていたので年始はもっと増えているかと思いきや、なぜか水痘が増えていて、休日診療所に行くなり薬剤師さんからゾビラックス(水痘の内服薬)が足りなくなりそうだから処方日数を加減するようにお願いされました。実際に外来では水痘もインフルの方も来られていました。とはいえ、1年前の診る患者さんの半分くらいインフルといった状況と比べると今年は少ないですね。ワクチン効果でしょうか?そう思いたいですが、どうなんでしょう?

 

水痘はワクチンが定期接種化してから随分減ったように思ってましたが、まだまだのようですね。1回は接種していても2回接種が主流になっているのを知らない方が多く、そういう方に感染発症していることが多いようです。水痘ワクチンは患者と接触して72時間以内に緊急接種すれば高率に発症を防げるか軽症化できると言われています。もし家族が発症したり園や学校で流行したら、未接種か1回しか接種していない方(大人も含めて)は、これを機会に接種されるのをお勧めします。

 

特に受験生は今の時期に接触感染すると、2週後くらいで発症するのでまずいですよね。まだ遅くないので急いで受けましょう。