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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

任意のワクチンも接種してあげてください

こんにちは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

ワクチン勉強会(各論)を再開しないといけないと思いながら、どうしても最近気になってるワクチンのことに関して書きます、総論的な。開業してみてのワクチン接種の傾向の印象として、任意(自費)ワクチンがされてないこと(→具体的にはB型肝炎とロタが特に)と、同時接種も敬遠されてる気がします。

 

私はB型肝炎の子どもの患者さんを担当したことはありません。ですが、同級生で1人と、1つ上の医学部の先輩で1人おられました。同級生は健康診断でたまたまキャリア(感染していて、いつ悪化してもおかしくないし、他人に感染するリスクがある状態)であることがわかって、その後定期検査、治療を続けていました(多分今も)。先輩の方は幼い頃の手術での輸血が原因だそうですが、在学中に悪化して、今はもうこの世にはおられません。短い間でしたが仲良くしてもらってたので、とても残念でした。B型肝炎は性交渉や医療従事者の針刺しによる感染が有名ですが、誰でも急な怪我や病気などで手術する可能性はあるわけですから、ぜひ接種しておいてあげて欲しいです。もちろん、未接種のご家族も。

 

ロタはもうたくさんの苦しんでる子どもを見てます。苦しむって、嘔吐下痢で脱水になって1-2週間入院する程度だけを言うのではありません。ロタは脳炎があります。脳は強いダメージを受けると完全に戻ることはありません。今の医療はそう簡単には死なせませんが、後遺症までは防げません。本人も家族も大きく人生が変わることになります。ロタは絶対接種した方が良いです。頼むから公費助成して下さい。お願いしますよ、政治家の先生方。

 

同時接種については、次の機会に。