栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

生後1か月からの英才教育にどうでしょう

こんばんは。

滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

草津近鉄のボーネルンドというおもちゃ屋があるんですが、普通のゲームや人形とかは少なく、いろんなパズルとかブロックとか職業体験できるお道具セットみたいないわゆる知育玩具がそろってます。私は知育玩具の知能発達への効果は眉唾だと思ってるのですが、おじいちゃんおばあちゃんらしき年代の方が、お孫さんに頭が良くなりそうなおもちゃをやいのやいの言いながら選んでる姿はほほえましいですね。

 

眉唾とか言ってしまいましたが、そんな知育玩具の中で私がちょっと好きなのは下の写真のようなクーゲルバーンです。玉などがスロープを伝って左右しながら、カタンカタン音を出して落ちてくるやつです。これ、子どもたちは大好きですね。待合に複数おいてますが、多くの子が真っ先にこれをやりに行きます。音がするので診察室にいてもすぐにわかります。

 

赤ちゃんに見せても一生懸命見ますよね。人が生まれてきて最初に見られる発達は「追視(目玉を動かして、動くものを追いかけること)」と「あやし笑い」です。2ヵ月くらいから見られるようになります。 その追視が鍛えられそうに思えませんか?発達障害の子たちにはスムーズな眼球運動が苦手な子が多いことはよく知られていて、眼球運動と精神発達がどこかで関連していることは間違いないんです。だから知能の発達にも良いと思いますよ。生まれたばかりの赤ちゃんに早速英才教育をしたいと思われている御両親・祖父母のみなさん、クーゲルバーンお勧めです。多分、エビデンスは無いと思いますが(効果は証明されてない)、自閉症児のリハビリに関する本でも勧められていました。

 

ちなみに写真の、キッズスペースにあるクーゲルバーンは、うちの娘が赤ちゃんの時に買ってやったものです。結構高かったので大切に遊んでね。

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