栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

子宮頚がんワクチン、全く痛くないってよ。

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

先週の「コウノドリ」は子宮頚がんの話でしたね。他のワクチン関連の重い疾患はほとんど子どもに発症するものなので見たことがあるものが多かったですが、子宮頚がんは見たことが無かったので、なるほど妊娠中に発見されるケースがあるんだなと興味深く見ました。子宮頚がんワクチンに関しては、ちょっと笑ってしまうくらいコンパクトにまとめられていましたね。でも、副反応を心配する保護者の気持ちにも配慮した演出で好感が持てましたね。

 

ところで国は放っておいて、当院では積極的勧奨することになった子宮頚がんワクチンですが、ちょっとずつ接種希望される方が増えてきました。副反応とされている症状が少なからず注射時の痛みに関連しているとのことで、希望者には痛み止めのテープを注射前に貼るようにしています。そうしたところ、みなさん全く(!)痛みが無いそうです。皮フ表面に貼るテープですし、筋肉深くに注射するこのワクチンではそれほど効果無いかもと思っていましたが。注射時だけでなく、注射後しばらくしても特に痛みが増すこともないようです。

 

ということなので、注射のときの痛みが心配で子宮頚がんワクチンをためらっているなら、全く心配せずに接種しに来てください。なお、当院では学生さんに配慮して同ワクチンは夕診枠で接種しています。痛み止めのテープは希望される際は注射の1時間くらい前に貼るので、18時以前に一度来院いただくことになりますので、ご了承下さい。