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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

保育所を増やすのは良いけど、質を保持することも大切です

医療以外

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

先日facebookでもシェアしましたが保育所不足問題が話題になっていますね。保育士の給料が少ないから(平均約22万円/月)資格があっても別の職についてしまう若者が多いんですって。それで保育士の待遇を改善すべく国は予算を建てるべきだって。でも、それって保育所経営者が得するだけで給与に反映されないんじゃないですかね。いつぞや勤務医の年収が開業医に比べて低いから病院の診療報酬を上げたときに、それで病院の収入が増えただけで勤務医の給与は全然変わらなかった話を思い出しました。

 

そして、もう一つ心配なのは保育所を増やすべく国が補助することで、保育所が増えても、その質が保持できるのかということです。ていうか、今の時点で子どもの病気や発達に関する知識レベルはかなり低いです。うーん、私の周りだけでしょうか。

 

例えば、 

・微熱しか出てないのにインフルエンザかどうか検査してくるように保護者に指示する

⇒微熱くらいでは実際にインフルエンザでも検査陽性になりません。もっというと迅速検査結果でインフルエンザでないことの証明はできないです。

・水イボは取ってこないとプールに入れてやらない

複数の学会がプールを制限する必要はないと声明を出しています。

・アレルギー除去食の申請には必ず数か月毎に血液検査が必須

⇒必要なし。金儲け目的でやりまくっている開業医がいるからいけないんでしょうけど。

・緊急時のために入園前に血液型検査が必要

⇒どんなに緊急時でも必ずその時に検査して輸血します。性格・相性占い以外に必要なことはありません。

手足口病かどうか検査してきてください

⇒そんな検査ない!

 

こういう話を聞くたびに、はらわた煮えくり返ってるんです。こんな低レベルに振り回されて、保護者も子どもも本当にかわいそう。もちろん、すべてがこういう保育所ではないと思いますが。保育所が足りないからってチヤホヤしてたら、さらにレベルが下がって行くんじゃないか心配です。