栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

おそらく地域では最もスパルタな治療

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」院長の吉岡誠一郎です。

 

今、数年ぶりに患者満足度調査(無記名可)をやっていて、今回は以下のような新たな項目を付け加えました。

 

・以下(⑦~⑨)は当院で慢性疾患(湿疹、喘息、便秘、夜尿など)治療中の患者さんのみお答えください。

⑦慢性疾患治療において定期受診の間隔(1~2週間、1ヵ月、2か月など)は負担となっていますか?

⑧慢性疾患治療において自宅での治療(塗り薬や内服など)は負担となっていますか?

⑨慢性疾患治療において自宅での症状や治療の記録(湿疹悪化部位や便の回数など)は負担となっていますか?

 

このそれぞれの質問に、「全く負担でない、負担でない、どちらでもない、やや負担、非常に負担」の5段階で回答するものです。

 

自覚していますが、私の慢性疾患の治療はかなり細かくて、例えば湿疹なら体幹は塗り薬Bを隔日、肘膝足首は塗り薬Rを週2日、顔は塗り薬Mを連日2回を続けてください、悪化時は塗り薬Aを治るまで1日2回連日塗って、その場所を記録してください、1か月後に予約取りますのでそれまで続けてください。

 

こんな感じで。これ、言うのは簡単だけどやるのは凄い大変だよなって思いますし、これでも出来るだけシンプルに負担にならないように考えてるんですけど、少しでも早く良くして、少しでも早く薬を減らしたい(弱いのにしたい)という気持ちもあって、心の中でせめぎあいながら方針を立てています。おそらく地域では最もスパルタな治療の指示を出しているようで、「育児は頑張り過ぎず、完璧にしようとせず、気楽に」といった世の中の流れと超逆行していて、本当に申し訳ないです。きょうだいがいたり、仕事が忙しいお母さん、お父さんもいるし、今回改めて患者さんたちがどんなふうに思っているか確認したくて質問項目に入れてみました。

 

で、現在までのところの回答結果は、ほとんどが「全く負担でない~負担でない」で、症状や治療の記録の項目のところで「やや負担」がほんの少しあるくらいという、全く予想外の結果となっております。みんな本当に凄いです、しっかり治してあげないとと改めて思いました。