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栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

乳児のインフルエンザ

こんばんは。

本年4月に滋賀県栗東市に開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

インフルエンザ相変わらず流行ってますね。私のチェックしている流行情報ではようやくピークは過ぎたようですが、そうこうしているうちにB型が流行ってくるのでしょうね。今年のインフルエンザはいつもより1歳未満の患者さんが多い気がします。以前から1歳未満の赤ちゃんで発症する子はいますが、微熱だったり元気だったりが多くて、タミフルも出さずに見ることでご家族とも納得していましたが、今年は高熱の子もちらちら見かけててタミフルを出したくなります。

 

1歳未満児のインフルエンザ治療として、タミフルは脳に重大な影響が起こす可能性があるから使用を推奨しないとされています。この説の根拠はラットの研究によるものだしヒトでは報告が無いので、私自身はそこまで気にせず使えば良いと思ってますが、やはりインターネットなどで見ると使うべきでないとも書いてる人がいるので、一応そういう意見もあることを断って使ってます。

 

10代の子がタミフルで異常行動を起こすというのは一時有名になりましたが、今はイナビルやリレンザとった吸入薬を使うので、現場ではあまり問題にならなくなりました。でも、10代の子にだけ異常行動を起こすような脳への影響があって、他の年代なら全く脳への影響が無いとか有り得ないと思いませんか?タミフルはまあ重大な影響までではないでしょうけど、多少なりとも脳に作用するもんだと思います。ベースにインフルエンザ感染があるので、タミフルによる中枢神経症状(異常行動とかけいれんとか)があったとしてもインフルエンザや高熱によるものとされて、報告されてない可能性も大きいです。

 

さあ、じゃあ、吸入薬を使えない小さい子(1歳未満含む)のインフルエンザに対して、タミフルの副作用を心配した場合どうするのか?

 

麻黄湯でしょう。特別虚弱とかでなければ、ほとんどの子どもで使えます。麻黄湯に関しては、改めて詳しく書こうと思います。