栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

子どもに一生消えない傷を負わせた週刊文春は消えてなくなって欲しい

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

 

ここ最近でかなりはらわた煮えくりかえった話をします。皆さんもご存じの某有名女優の不倫報道で、まあそれだけならよくあるやつですが、今回は生々しい当事者の手紙までさらされてしまいました。その女優さんには何人かお子さんがおられて、その中には中学生と小学生も含まれるとのこと。

 

私は他人の不倫にもラブレターにも全く関心が無いのですが、小児を扱う仕事ということもあり、その女優の子どもたちのことがどうしてもひっかかりました。子どもにとっては両親が離婚するだけでも傷つくのに、あんなふうに実の母親が世間のさらし者にされて、その心の傷の深さたるや想像できません。

 

通りがかりの子どもをぶん殴れば傷害罪になるのに、心に一生消えない傷を負わすのはなぜ許されるのか。週刊誌が売れるためには、関係ない子どもの精神状態なんてどうでもいいのか。アイドル事務所での性犯罪は加害者が死んで外国でドキュメンタリーが作られないと報道できないくせに、何も抵抗できない個人に対してはやりたい放題か。

 

今回の件は、週刊文春に対してはもちろんなのですが、報道された当事者家族、とくに子どもへの配慮が社会全体に感じられませんでした、ほとほと子どもに対して思いやりのない国だと感じずにはいられませんでした。