こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」院長の吉岡誠一郎です。
イスラエルとパレスチナの戦争について思うことを書きたかったのですが、うまくまとまらなくて滞っていたら、わりと近所でなかなかの案件が発生したのでこっちから書きたいと思います。
滋賀県東近江市の市長が「文科省がフリースクールの存在を認めたことにがくぜんとしている。国家の根幹を崩しかねない」「不登校の大半は親の責任」と発言した件です。まあ、こういう考えの人がまだまだ多くいることは思ってましたけど、このレベルの人物が市長なんかになってるという現実を改めて突き付けられたってことですね。
公の会議で発言しちゃうような失態をしないまでも、同じ考えの人がわりと自治体の上の方にけっこういるのではないかと予想されます。説明して理解できる人もいるでしょうけど、この市長のようなデリカシーの欠片もない人には永久に理解できないでしょうね。
たまたま学校が合わなくて不登校となった子どもたちの人権を守り、より良い人生を送るための施策を妨害されずに進めていくためには、不登校の実態や最新の知見を理解できない、さらには人を傷つけるような発言をする老人たちは行政から排除していかなければいけません。おそらくみなさんが住んでる自治体も他人事ではないでしょう。