栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

風邪薬について(まとめ)

こんばんは。

本年4月に滋賀県栗東市に開院予定の「栗東よしおか小児科」の吉岡誠一郎です。

毎日更新しているだけあって、検索順位は圧倒的にこのブログが上位なのですが、正式ホームページはこちらですので、よろしくお願いします。

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もうそろそろ次に行けという声が聞こえてきそうですね。私も違う話がしたくなってきましたので、今日は一旦まとめようと思います。そう、風邪薬について。

 

風邪というのはウイルスに感染して主に喉や気管がダメージをうけて、喉の痛み、咳、鼻水が出る病気です。これを治す主役は人間自身の免疫という名の抵抗力です。書いてきた通り、風邪薬と呼ばれるものの中に直接ウイルスをやっつけるものはありませんでした。ウイルスに直接効く薬は現状無いんですよね(インフルエンザや水痘など一部を除き)。

 

かといって、風邪に直接効く薬は無いから風邪薬は意味が無いとまでは、私は思ってません。咳や鼻水を楽にすることで、睡眠や食欲を良くして免疫を手助けするという間接的な効果はありますから。だから、風邪のときは薬を飲めば良いと思います。

 

外来やってて誤解されてるなとよく思うのは、①早く薬を始めればすぐ治る、②薬飲んでさえいれば治る、③薬飲まなければ治らない、といったあたりでしょうか。正解は、①早く薬を飲むより早く休んだ方が良いです、②薬飲んでても休まないと治りません、③無理して飲まなくても治ります(あくまで風邪ね、喘息とか細菌感染は飲まないといけません)。

 

あんまりまとめになってない気もしますが一旦風邪薬は終わりますね。で、私の最も好きな風邪薬(=最も自分や家族で使う)は、これまで挙げてきたどれでもなく、、、

 

でーん、漢方薬です!漢方についてはまたいつか書きたいと思います。