栗東よしおか小児科の院長ブログ

滋賀県栗東市で小児科医院を開業しています。小児の発達、小児の病気、開業準備のことなど書いてます。

血液型検査やめます!!!

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」院長の吉岡誠一郎です。

 

コロナやインフルエンザの流行はほぼ過ぎ去りましたが、感染症自体はまだまだ多くて受診受付を早めに終了することも多く申し訳なく思っています。

 

なるべく診療の必要な患者さんをお断りせずに診れるようにするために、不要な診療を削れないかを考えていました。あまり浮かばないのですが、真っ先に血液型検査を原則廃止とすることにしました。

 

血液型検査は本当に無意味です。急な事故などで輸血が必要になったときに血液型がわかっておくほうが良いと思っている方もいるようですが、輸血するときはどんな状況でも絶対そのときに検査をしますので、予めわかっておくメリットは1ミリもありません。血液型がわかったところで相性占いや性格診断に使えるくらいです(→もちろんあんなの全部デタラメです)。保育園の書類に書かなきゃいけないって?そんなんガン無視でOKです。

 

血液型検査の希望があるたびに上記のようなことを説明したり、小さい子の採血だから1回の注射で終われるかわからないし、何回も刺すことになるかもしれないことなど、いろんなことを言っては止める方向へ説得を試みてます(それでも検査する人もいますけど)。検査するのがご自身なら別に何回針をさされようと文句は出ないでしょうけど、子どもが必要のない検査で怖くて痛い思いをするのはかわいそうですよね。

 

そんなわけで、もういちいち検査を辞退する方向へ説得するのも時間の無駄だし、私たちも無意味な痛みと恐怖で子どもに嫌われるのも嫌なんで、

 

血液型検査はやーめた!っと。